制限のないゴールデンウィークが中盤に差し掛かっています。
不動産・建築のお仕事も全てが空白になって考える時間だけが増えていきます。
夫が存命中は 年末・ゴールデンウィーク・お盆休みは ほとんど旅行に出かけ、二人の娘夫婦やその子供達総勢8人の豪華旅行を楽しんでいました。
特にゴールデンウィークは毎年東京の銀座祭りを見にいって1泊・新宿・浅草・横浜など・・・とても楽しい思い出ばかりでした。
私の仕事も切れ間なく新築・リフォーム・不動産売買などありましたので、店舗は活気にあふれ、人の往来も途切れなく 充実した日々を送っていましたが・・・。
4年前に夫を亡くしてほぼ1年遅れでこのコロナがやってきました。・・・同時に気力・体力の限界を感じ日に日に生きる気力をなくしていきました。
夫を亡くして老いていく私に、娘たちから「お母さん、何か趣味を持ってみたら?」
と励まされ、即座に「趣味・仕事!」・・・つまらない答えです。
しかし、本当に無趣味な私に気が付きました。
働き盛りの頃は お酒に溺れ・・・まず第一にお酒・次に仕事・後は何もない。
年齢を重ねて飲酒は残念ながら(?)もうほとんど飲めません。仕事ももう追い続ける元気がありません。
「う~ん やってみたいこと! ドラムをたたいてみたい!」
思わず口走ってしまって。
娘のおぜん立てで・・なんとドラムスクールの生徒になってしまったのです。
先生は娘と同年代のプロのジャズドラマーです。
ほとんどご自分のライブで生計を立てており、これこそドラムオタク🤓。
「こんなおばあさんでもドラムたたけますかね~?」
「大丈夫です…よ。…💦無言・・・」
まあ何とかやればできる精神でそこから大汗かいてスクールに通う事になったのですが。
まあ、やる気になれば何でもできる!・・・とは言いますが、これは並大抵の事ではありません。
両手・両足でリズムを取ることまでは出来るのですが、リズムとリズムの間をつなぐ崩したつなぎのリズムが打てないのです。
最初に練習したのは基礎打ちと、ユーミンの「中央フリーウェイ」。
このリズムでは他のバンドは誰一人ついてこれないだろう…と言う幾何学的なドラム打ちです。
何度やっても同じところでつまずく・・・プロの先生が困った顔をしています。
大抵の生徒は子供達で、二度も模範演奏したら覚えるものです。
月に2回の40分授業では一向に上達しません。
基礎練習に加えて あろうことか私はベンチャーズの「10番街の殺人」がやりたいと言い出しました。
激しいリズムで腕の力、体力の消耗する曲で、好きと出来るは別問題です。
先生はジャズドラマーですが、私はロックが好きで ベンチャーズ・ビートルズ・クイーンが大好きで、こんな曲がたたいてみたかったのです。
しかしさすがプロ。
次回までに完全に楽譜を興し 指導してくれました。
が・・・・月に2回40分・・・これでは私はいつベンチャーズになれるのか絶望的になりました。 そして遂に!!!!!
買ってしまった! ドラム
何でもカタチから入る私は、これでベンチャーズが出来ると信じて。
自宅の練習時間が増えたこともあって、まあ数段上達したとは思いますが まだまだこれからです。
途中大きな台風がこの地域を襲って、私は台風修理の仕事に明け暮れるようになり、次第に練習がおろそかになり、・・・そしてコロナが日本を襲いました。
私のドラマーデビューはいつの事かわかりません。
教室が再開したら又先生を困らせに行こうと思っています。