designershome’s blog ~デザイナーズホーム~

専業主婦から不動産・建築の会社を起業したおばさんの話

近隣と言う名の暴力パート2

これってよくある事なのでしょうか・・・。

こんな人がどこにも居るのでしょうか・・・・。

 

新築住宅の施工中の出来事でした。

隣接の新築住宅は同業他社の施工による一足早い入居で、お若いご夫婦が住んでいました。

ご主人は朝早いお仕事でいつも皆さんが出勤する時間に帰宅の御様子。

従って日中はかなりお暇らしく、何時間も玄関のタイルに腰掛けわが社の建築の様子を見ていました。

お会いするときはいつもこちらから「お早うございます!」「こんにちわ!」と声掛けしますが、何故かいつも不機嫌でガテン系のお顔で睨みつけてきます。

奥様は 地味な感じでこれもいつも不機嫌に睨みつけてきます。

多少の騒音や、多少のホコリはお互い様。

どんなに気を使っても完璧にはいきません。

 

しかし、時に私を捕まえてご自分の家造りのこだわりやウンチクを時間かまわず話続ける奥様でした。

こんなに家造りにこだわってお建てになって居るのに、何故か週に何度も施工業者を呼び出してクレームの嵐を吹かせていました。

毎週のように補修の職人さんの車や、ハウスメーカーの営業の車が止まっています。

 

しかし、わが社の建物の二階の窓の高さが一律で無いのが気に要らないらしく、自分の家はこの窓の高さにこだわったとその時だけご機嫌で話しかけてきます。

 

ちなみに、私もそこそこ忙しくしていましたが、ここは我慢・辛抱でよくよくお話を聞いてあげていました。

 

ある日この夫婦のガテン系のご主人からの電話が会社に入ります。

「あのさ~!  お宅の工事の車にうちのフェンスとブロックが当て逃げされたんだけど!   すぐ見に来いよ!」

「エ!!!!!!。 それは大変に申し訳ありません!。すぐ伺います!」

 

厄介な夫婦に厄介な事をしてくれたと 職人に腹を立てながら現場に向かいます。

まあどの程度やったのか分かりませんが、当然新築の住宅の入居間もない外構に傷をつけたならただ事では済まないでしょう。

 

現場に到着すると、確かに 北西の角がえぐれてヒシャゲていました。

早速ご主人の立ち会いのもとに平身低頭平謝りで、職人に確認の上弁償する旨を伝えて

帰ってきました。

 

外回りの仕上げに入って居た職人の親方に、この状況を伝えた所何と・・・・!

「それ やったのその家のご主人だよ。 友達が来ていて門の前で車いじって遊んでいるうちに車をバックさせて 思いっきりぶつかったんだよ」

私「・・・・・。」

「みんな見ていて目も合っているから、俺が行ってこようか?」

 

頭の血流が止まって・・・思考不能になってしまいましたが。

こんな人間がいるとは知りませんでした。

まだお若いご夫婦なのにどうしてこんな事が出来るのでしょうか・・・・。

 

職人に謝って この家に出向きました。

ご主人は留守で 奥様が出てきました。

職人から聞いたことをそのままお話ししたら、何と「そうですか・・・・」

と自宅に引き返していきました。   何の反論もなしに。

 

この話はここで終わりですが、ちなみに このご夫婦は最初から知っていた模様です。

ご主人は勿論自分がやったことですから。

似た者夫婦とはよく言いますが、価値観は全く同じ。

多額のお金がかかる為、誰かのせいにして直させようとしたようです。

 

女性の社長なら何とか口実を作りダメで元々…だったようです。

こちらがガテン系の男性なら最初からこんなことは思いつかなかったと思います。

 

世の中は怖いものだらけ。

特に工事中の近隣はホントに怖いです。