炎上中の火の車。
火宅の我が家の借金は 消しても消しても収まる気配はなく結局最後に返済することになるのですが、何年も返済したのちの元金が恐らく2~3万くらい減って逆に一括返済手数料と言う もや~っとしたものに20万円も徴収される事になったのですが。
25年ほど前の事で、詳しい年代は正確には把握できませんが、世は正にサラ金全盛期。
バブル崩壊の前兆で、行き場を無くした貧乏人が山ほどサラ金に手を出した時代です。
自宅をサラ金に沈める事は、人生に抵当権を設定することと同じ。
誰にも相談できませんでした・・・が
不動産の怖さと面白さを身をもって知った出来事です。
ほんの一瞬のチャンスが巡ってくるのです。
建築士の学校に通いながら、ずっと夢見た理想の住まい。
地獄から天国を見上げたありえない夢が 叶う日がやってきました。
真面目にコツコツと働き続けた夫が、住宅ローンを組めることが分かったのです。
まあ踏み倒した借金もなく、ひたすら払い続けたご褒美だったのでしょう。
自宅をサラ金の抵当に沈めた人に金融機関が融資をしてくれるという事前相談の朗報が入りました。
但し、現在の借金を完済することが条件です。
バブルがはじけ、中古住宅の値段は坂道を転げまわるように落ちていきました。
当時建築会社で知り合った業者の方に自宅の売却を依頼しましたら、何とかサラ金の借入金を完済しても住宅の手付金程度は残ることが分かりました。
初めての自宅の図面を引いた日。
しかし入居して9年目の我が家は何と2500万円も目減りしていました。
それでもその時は 仕方がない。ラストチャンス!
あと1年遅れていたら更なる目減りで、今の私の今日には到着できなかったとおもいます。
元々泡のように消えた私たちの年月。 悪夢を断ち切るように売却決定ごすぐに貸家での生活が始まります。
住みかえは、人生のリセット。
悲しい思い出ばかりの、可哀そうなこの家は最後に私達一家に立ち上がるチャンスをくれました。
しかし、この年私は建築士試験の2次試験に落ちました。。。
貸家での絶望の1年間の浪人生活が始まります。
・・・追加・・・
端折りすぎて意味不明になりました。
自宅売却後自宅を新築すべく、初めて私達の為の家造りを始めました。オリジナルマイホームです。
夢も希望も挫折も・・・ぎゅ~っと詰まった1年間でした。