近隣と言う名の暴力
建築やリフォーム工事の着工に際しては、当然近隣の御挨拶は必須です。
通常は男性の監督さんとか、大工さんが挨拶回りをするのが一般的ですので女性の私が伺うと皆さん 奇異な感じで話しかけてくれます。
詳しい工事の日程・工事の内容など説明すると感心してくれたり、ご自宅のリフォームの相談などをしてくださる方もいて、緊張もほどけます。
何しろ、「飛び込み営業に泣いた日」で書かせて頂きましたが、用もないのに他人様のチャイムを鳴らす思いをすればこれは全然苦になりません。
それよりも大変な事は 不動産の売買に関する ・又は工事中に寄せられる近隣のクレーマーに泣かされる事です。
先日小さな土地の売買が終了しました。
この土地は 小さな土地ですがメイン道路に接した駅近物件でした。
しかし、駅近の密集地域ですから当然隣近所と近接するわけです。
まず看板を立てて売り出しをする前に一番先にお話しをするのは近隣の方です。
しかし、資金難のために両隣は買い受け不可とのことで そこから問題が発生してきます。
誰に売るのか・どんな使用目的なのか・当然近隣の方なら気になるところですが。
たまたま、外国の方からの問い合わせが2~3件続いてご案内が入りました。
土地ですから、ご自分たちで情報を拾って見に行く事もあったでしょう。
過剰反応・・・っていうんですかね~。
今日見に来た人はどんな人なのか、どんな仕事をしているのか・・・・根掘り葉掘り聞いてきます。
それは夜間の電話でもあります。
そして、極めつけはこんな人には売らないでくれ! という超厳しい注文が入ります。(内容については差しさわりがありますので省略いたします)
しかし、私たちは職業で人を判断するとか、性別で判断するとか、国籍で判断することは出来ません。
反社会的でなくて、ご自分のお金で購入希望の方がいらっしゃればこれは販売せざるを得ないのです。
雑草が少しでも伸びるものなら、種が飛んでくる。との仰せ。
しかし、許容範囲というものがあってこの判断は人によって異なりますが種が飛ぶくらいまで放置しているわけではありません。商品ですから。
不動産売買における仕入れや販売に関しては やはり物件調査と同じくらいの近隣調査が必要です。
何度も痛い思いをしながら 経験を積み上げてくるのですが今回も痛い思いをしました。
何とか売却が成立して今は手を離れましたが・・・。
まあ不動産屋には人権はないな!・・・とつくずく思いました。
一昨日から家族になって癒しをくれるミックス犬。
我が家のわんこの従妹ですかね~。娘の家の子です。